こんにちは!みやもーです!
今回は、患者さんの気持ちに寄り添いやすくなることを目的に、利き手麻痺麻痺体験を行なった感想について共有したく思います。
また、実際に発症されている方への動作アドバイス、発症されていない方にとっても今後、発症した際の生活風景の共有、発症しないための意識の促通につながると思います。
是非最後までご覧ください!
まず利き手麻痺について説明します。
・肘の内側で尺骨神経が慢性的に圧迫されること
·加齢による肘の変形や子供の頃の骨折による肘の変形が原因
·スポーツが原因となることも
·神経に負担がかかるような状態を避けるように心がけていただくことで症状が緩和する
上記要素が挙げられます。
次にセルフケア項目ごとに感想を記載します。
・食事
食事全体を通して普段使い慣れていない手での箸の握り方がわからなかったのが大変だった。母子球と環指に圧をかけ、食べ物を潰すように圧をかけながらつかんで食べた。
○コンビニのおにぎりを食べた時
まず袋から開けるとき、左が使える状況なので健側の手で支えながら歯で噛みながら袋を開けた。中身は皿に出してスプーンですくうようにして食べた。
・排泄
一つ一つの動作を意識して時間はかかったが、半分ずつズボンを脱いだ。トイレットペーパーは点線を意識して片手でちぎった。ズボンを履く時も半分ずつ履いていった。
・整容
○顔を洗う
普段は一回の動作で顔全面を一帯に洗えるが、片手だとできないので小さい動作で数を増やして顔を洗うように工夫した。
○歯磨き
普段よりは磨きにくっかったが、歯ブラシの毛先をいつもより意識して磨くことでそこまで支障はきたさないようにできた。
・入浴
健側の腕を洗う時が1番大変だった。他のところは意外と片手でなんとか洗うことができたが、健側の腕だけはできなかった。台にあかすりを置いてその台に腕を擦り付けるようにして洗った。体を拭く時も同様で同じようにして健側の腕は拭いた。
・更衣
脱ぐときは患側の方の腕から、着るときも健側の方の腕から着るようにしたらなんとか更衣することができた。
3、生活動作に加えた応用動作
・片手でのパソコン入力 体験について記録するための
普段両手でタイピングしているので利き手でない方の指でのタイピングは時間もかかり大変だった。普段は両手で3、4本の指を使い、タイピングしているので、健側の手のみで全ての指を使いタイピングするように工夫した。
・片手での軟式野球ボールでのキャッチボール
健側の手にグローブをつけボールをキャッチし、その後グローブを地面に置きその手でボールを投げるようにしたらできた。グローブを地面に置くときに自分の腹の前で擦るようにして出すと動作がスムーズにできた。
・片手でのバトミントンの羽撃ちバッティング
腕だけでバットを振るのではなく、体幹を意識して体でバットを振るようにすると金属バットでも片手で振ることができた。
という感じに工夫して行いました。
最後に感想を述べます。
この体験を通じて、利き手が使えないとこんなにも大変なのかということを改めて実感しました。利き手のありがたみ、健康である体に感謝の気持ちが溢れてきました。これから関わる片手麻痺の患者さんに対して自分なりのアドバイスや片手が使えなくてもできることはたくさんあるということを伝えていきたいです。
以上です。
是非、興味を持った方は、日常生活の中で半身を使わないように生活する体験をしていただいても良いかもしれません。体験した方が分かりやすいと思います!
最後までご覧くださりありがとうございました!