日々の運動習慣をつけよう!第4弾「腰痛対策として自分に出来ること」
こんにちは!みやもーです!
今回は運動習慣シリーズ第4弾として「腰痛対策」についてご紹介します!
現代の職業病として最も問題になる「腰痛」。諦めかけている人もいると思いますが、実は腰痛は自分でケアすることで予防することができます。
中には、整骨院やマッサージに通っている人もいると思います。しかし、腰をマッサージしてもらうだけでは根本的な要因の解決には至ってません。これをいわゆる保存療法といいます。根本的な原因の解消ができてないから、結局痛みと付き合うことになり、通い続けないといけない、という悪循環に陥るのです。
これだけではわかりづらいと思うので、ここからは少しわかりやすく説明します。
実際に臨床例を出してみましょう。
臨床では、よく膝が痛いから立てません。という訴えがある人がいます。
この場合、膝が痛いにもたくさんの原因があり関節性の原因であればあまり荷重をかけるのは推奨されません。しかし、筋力的な問題で痛みが出てる場合は原因を除けば立てるようになります。
ここでマッサージに通っている人はこう思うと思います。
「膝が痛いから膝の周りを触ってください」と。
しかし、本当に膝周囲が原因なのでしょうか?
この時、私がすることは一つです。
「股関節周囲の筋力、特にお尻の筋肉を鍛える」。
なぜ、このようなことをするのでしょうか?理由を紹介します。
膝の周りの筋肉が痛くなるのは、いわゆる膝の周りの筋肉が過剰に働かないといけない状態になってるからです。
人は立つときに膝を伸ばす筋肉、股関節(お尻のところ)から体を伸ばす筋肉、伸びた体を保持する筋肉が働きます。
この中の1つが弱いとそれを補うために、他の筋肉が過剰に頑張って立とうとします。
だから、膝が痛い時はあえて股関節や体幹に着目します。
この考え方が腰痛の場合でも同じように言えるのです。
人は体を伸ばす時に、背中の筋肉とお腹の筋肉が協調的に働くことで伸ばした位置を保持しています。
先ほどの理屈から考えると、お腹の筋肉が弱いことで背中の筋肉が過剰に頑張らないといけない。結果的に過剰に頑張ることが痛みにつながる。これが腰痛の原理です。
よって腰が痛いから腰を触るのは根本的な解決には至ってないのです。
つまり腰痛の原因はお腹の筋力が弱いことが要因です。この要因を解決することで腰痛予防につながるということです。
では実際にお腹の筋肉を鍛えるために何を意識すればいいのでしょうか?
それはつまり「腹筋」を鍛えることです。日常生活でお腹に力を入れるのを意識しながら動作をしてみてください。
特にこれといった練習を提示する気はありません。
理学療法士の視点から話しますが、リハビリをする理由は日常生活への復帰が目的になるからです。
また実際、病院で長く入院しリハビリするよりも、退院して日常生活を送りながら体を慣らしていく方が回復につながるとも言われています。
つまり普段何気なくしている日常生活動作も、意識を変えるだけでリハビリになるということなのです。その意識こそが今回のテーマである「腰痛予防」につながるのです。
知っておくか知らないかで、生活の質がかなり変わってくるので、いつまでも元気な身体でいるためにも是非日常で意識するようにしてみて下さい!
またどうしても腹筋の筋トレについて知りたい方は、過去の運動習慣シリーズで触れているので是非、そちらも読んでみて下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
それでは、また。